秋田中央地区親睦会(秋田県支部)
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すずむしおじさん今日も行く!
なんと自宅に3万匹。白ごま君、黒ごま君とのお付き合い三十数年!
皆さんは佐藤先輩が鈴虫を飼育していたなんて知っていましたか。そもそも、佐藤先輩が「スズムシ」を飼育始めたきっかけは、長女が幼稚園の頃に今で言う「ホームセンター」のような所から小さな箱に入っているスズムシの卵入りを購入した時からなのだそうです。その娘も今じゃあ、大学一年生の親になっておりますから、35年以上にもなっているのですね。購入した時は孵化したすずむしは20匹足らずでしたが、年々、数が多くなり、今は2〜3万匹位いるだそうです。飼育ケースも20箱以上もあり、毎年、幼稚園、保育園、小学校、養護学校、老人ホーム‥に差し上げておりますが、孵化してから、産卵して更に卵を凍結させないように、春先までの管理が一番大事で苦労されるところだそうです。勿論、生き物ですから、孵化してから死ぬまでの飼育が大変です。生まれたばかりの幼虫は、僅かに2ミリ位ですが、脱皮を7回位繰り返し17〜20ミリ位まで育ちます。孵化して2か月位で成虫になり、オスは恋人を求めて求愛活動を始め、45日位で死んでしまいます。メスは産卵後に死んでしまいますが、人間様と同じようにオスより長生きしているようです。挙句の果てに、カルシュウムの代わりに、弱ったオスを食べてしまいます。気をつけて観察すると、孵化のようすを見つけることができます。土の中の卵から、まっすぐに上へ幼虫が抜け出してきます。生まれたばかりの幼虫は、白くすきとるような体をしています。(白ごま君)ガラス細工のようでとても可愛いです。この時からすでに長いヒゲ(触角)をもっています。2〜3日のうちにどんどん数が増えてきます。生まれて半日もすると、体の色はこげ茶色に変わってきます。(黒ごま君)
リィーン リィーン リィーンとスズムシは秋の夜長を鈴をふるような美しい声で鳴いて私たちを楽しませてくれます。でも美しい声の主は、実はオスだけで、オスがメスを呼んでいる声なのです。また、仲間のオスに自分の縄張りを知らせる役目もあります。一匹のオスが鳴き始めると、他のオスも競って元気よく鳴き始めます。スズムシのオスの、上羽の内側と、下羽の外側に、音の出るギザギザのやすりがついています。この大きな2枚の前羽を立てて、小きざみにふるわせ、こすり合せて鳴きます。
上の写真は、実は先日の暑気払いの席上で、管理人の80周年ロゴマーク最優秀のお祝いとして贈られた「すずむし飼育キット」です。手作りで嬉しかったですね。そんな鈴虫も8/20時点では右のように大きくなりました。
佐藤先輩
 
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